旅行業界復活か、夏休みの旅行がコロナ前の水準に

 新型コロナウイルスが感染症上で5類に分類されてから、はじめての夏を迎えるにあたり、多くの人が旅行を計画しているはず。すでに予約している人も、これからという人も夏休みの旅行動向は気になるところでしょう。

 旅行代理店のエイチ・アイ・エスが夏休み期間の予約状況を公表し、この夏の旅行動向についてまとめています。

 これまで海外の他地域に比べ、日本初国際線航空座席供給数はかなり遅れをとっていたものの、この7月~8月においては、2019年比で70.7%まで回復する見込みとのこと。それに伴い海外旅行は全体で前年比703.7%と伸びており、コロナ前の2019年比では53.4%まで回復しています。

 平均単価は17万8,000円で前年比86.3%と、円高や原材料費が高騰するなかで、意外と平均単価は下がっています。ただ、欧米への旅行は平均単価35万4,000円と前年比129%となっており、欧米へは平均単価が上がっています。

 旅行先でトップとなったのはソウル(韓国)で前年の3位から2ランクアップしました。続いてホノルル(アメリカ)、台北(中国)と続いており、アジアや近場の国への旅行が上位を占めています。特に韓国全体ではコロナ前の2019年の水準まで急回復しており、プサンにおいては、上昇傾向にあるとのこと。20代の女性が約3割を占め、女性同士の旅行が約4割を占めており、韓国は女性に大人気となっています。

 一方、国内旅行に目を向けてみると、国内旅行全体では前年比106.8%で推移しており、コロナ前の2019年と同水準まで回復しています。平均単価は8万5,000円で、こちらも前年比109.7%と上昇傾向にあります。

 旅行先は1位が沖縄県、2位が北海道、3位長崎県、4位大阪府とトップ4は変わりませんでしたが、9位に千葉県がランクインするなど、急激な伸びを示す県もあります。ちなみに千葉県は東京ディズニーランドが開園40周年を迎えたこともあり、注目を集めているようです。

 このように、海外旅行はお盆休みの期間、国内旅行は夏休み最初の週末に予約が集中していて、これから旅行を計画している人は、こうした時期を外すというのが賢明なのかもしれません。海外旅行はまだコロナ前の水準まで戻らない地域が多いですが、あともう少しの地域もあり、旅費単価が下がれば海外旅行を計画する人も増加する(…続きを読む)。